開園して94年、日本最古の遊園地としまえん

としまえんとは、東京都練馬区にある遊園地で、かつては練馬城というお城がありましたが、廃城になったので跡地にとしまえんを作りました。
「としまえん」が開園した当時(1926年)の地名は、東京府北豊島郡上練馬村だったので「としまえん」になったのです。
その長い経営によって、親子三世代でお世話になったという人もいるようで、閉園に悲しむ声が上がっています。
しかし、歴史が長いせいもあってかいろんな噂が絶えない曰く付きの遊園地でもあることをご存知でしょうか?
【としまえんの噂1】本物の火の玉
最初の噂は「お化け屋敷」です。
本物の火の玉に追いかけられたという数多くの体験談があります。新聞にも取り上げられた時代もあり、本当の火の玉が出るという噂は、30年以上も前から続いています。
としまえんでバイトで働いている人が数多くいますが、なぜかお化け屋敷だけバイトがみんな辞めていったこともあるみたいです。
【としまえんの噂2】ミラーハウス

ミラーハウスは、名前の通り室内に足元以外は全面鏡でできた廊下を歩くアトラクションです。目の錯覚を利用した不思議な世界が広がっているため、中に入ると方向感覚が狂ったりメンタルに来るものがあります。
実は1990年台に子供たちの間で
「鏡の中から少女が睨みつけてくる」
「ミラーハウスに閉じ込められ出れなくなる」
という都市伝説が広まりました。
実際に聞いたことがあるとう人がいて、確かにミラーハウスの中は薄暗く鏡が合せ鏡になっているため、鏡の奥に無限に同じ景色が続いていく光景を見ることができたり、鏡の中に半開きの扉があり、そこから誰か覗いているような演出がある通路があったと思うと、証言している人もいます。
他にも変な絵があったような?とにかく見方によってはちょっと不気味なので噂が絶えませんでした。
あれからミラーハウスはリニューアルして雰囲気が少し変わったようですが、ネット上でミラーハウスで「少女の幽霊が睨んで追いかけてくる」「秘密の部屋があり入ると出られなくなる」といった都市伝説が閉園までまことしやかに囁かれています。
【としまえんの噂3】オートスクーター横の洋館
としまえん内のアトラクション”オートスクーター”横にある古い洋館は曰く付きで有名です。
この洋館は古くはアトラクションとして使われていたが、あるときそこに勤めていた事務職員が惨殺される殺人事件が発生しました。その後捜査が終了するとともに、洋館はアトラクションとして再び使用され始めたのです。
アトラクションとして復帰したのはいいものも、殺人現場となった部屋の血をふき取ることができなかったり、後任の事務職員が相次いで変死したり、客が建物内で幽霊のようなものを目撃したりなど、奇妙な出来事が相次ぐようになりました。
封印するくらいなら取り壊せばいいじゃないかと思うかもしれませんが、そのたびに作業員の事故死などがおき、工事ができずにいます。そのため現在も入口に南京錠をかけたままという状態で、封印されながらも解体されず存在しているのです。
終わりに
94年という歴史の背景には数々の噂があるということですね。
としまえんの閉園後はハリーポッターの施設になるということらしいですが、そこでもまた都市伝説が生まれるかもしれませんね。