TBS準強姦事件|伊藤詩織さん勝訴 | まいだん

TBS準強姦事件|伊藤詩織さん勝訴

伊藤詩織さん(ジャーナリスト)が、山口敬之氏(元TBS記者)から性暴力を受けたとして、慰謝料など1100万の損害賠償を求めた訴訟の判決が2019年12月18日あり、東京地裁は山口氏に330万円の支払いを命じたのが話題になりましたね。

しかし、午後2時に都内で記者会見を開いた山口氏は「法に触れる行為は一切していない」と改めて無実を主張し、判決について「内容にはまったく納得できません」として、「すぐに控訴する」と述べました。

一体どんな事件なのか

伊藤さんは米国の大学に在籍した13年12月に、アルバイト先のバーで山口氏と知り合い、正社員としての就職先を求めるメールを送信したことをきっかけにアメリカから日本に帰国しました。

そして2015年4月4日の早朝、伊藤さんは就労ビザや就職相談のために都内で食事をした当時TBSのワシントン支局長だった山口氏に、意識を失った状態でホテルで性暴力を受けたと訴えています。

伊藤さんは当初、準強姦(ごうかん)容疑で警視庁に被害届を提出し、山口氏には逮捕状が発行されていましたが、逮捕はされませんでした。

東京地検は16年7月に嫌疑不十分で不起訴とし、東京第6検察審査会も17年9月21日付で不起訴を覆すだけの理由がないとして不起訴相当と議決した。

一方、山口氏は2019年2月、伊藤さんから名誉毀損・社会的信用・仕事を失ったことに対して慰謝料や謝罪広告掲載として1億3000万円などを求めて反訴したが、判決で棄却された。

伊藤さんの会見「これがゴールではない」

伊藤さんは判決後、都内の司法記者クラブで会見を開き「これがゴールではない」と今後の山口氏による控訴にも戦う姿勢を示しました。

伊藤さんは山口氏の控訴を含めた今後について聞かれると

「(民事訴訟の)プロセスで知ったこと、出来ることはたくさんある。ピリオドであるけれどもスタートすることもある」

「刑事事件で不起訴となってしまったこともあって、どんな証拠、証言があったのか、私たちは全て知ることが出来なかった。民事訴訟を起こすことで公に出来る証言、新しい証言、こちらの言い分だったり、しっかりと聞けた」

と、述べていました。

伊藤さんは、質疑応答の中で「国内でなかなか声が上がらなかったのではないか?」と聞かれると

「私は思った以上に声が上がっていると思うが(性暴力被害者の声を)どう、すくい上げるか。海外では『#MeToo』運動も起きたが『#MeToo』ではなく『#WeToo』という言葉にしたら?」

「私が体験したようにリスクはある。誰もが被害者、加害者、傍観者にならず、みんなで考えないといけない。密室で行われることもある。社会全体で、自分事として欲しいと思っている。ネット上で、私に対する冷たい声もあふれている。なかなか助けてと言えなくなる。冷たい声、いかにセカンドレイプのようなことと向き合い、負けないようにできるか」

と語っていました。

山口氏の会見「すぐに控訴する」

判決後、山口氏はこの事件が起きてから初めて記者会見を行い

「法に触れる行為は一切していない」

「内容にはまったく納得できません」

「すぐに控訴する」

と強く無実を主張しました。

判決では、伊藤さん側の主張が認められたかたちだと主張し

「今回の判決は、一方的に伊藤さんの主張だけが、根拠なく取り入れられてしまった」

「客観的証拠に基づいて伊藤さんの主張の矛盾点を指摘したが、これが検証されることなく、ほぼ無視された。双方の主張の信ぴょう性が問われているのに、私が説明した部分はことごとく否定され、伊藤さんが言ったことを一方的に事実、真実とされている」

だと反論。控訴審で争う構えを示しました。

TBSテレビのコメント

メディア各社が伊藤さんの勝訴を伝える中、TBSも18日の昼ニュースで判決の内容を報道し、山口氏の実名も伝えました。

番組では、TBS社屋の映像を流しながら、TBSテレビ「元社員の在職中の事案であり誠に遺憾です」とコメントしています。

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