ロシアではコロナ感染者が急増しており、2020年5月22日の感染症例は31万7554件とアメリカに次ぐ第2位となりました。
そんなロシアの医療の最前線では劣悪な装備と環境の中で、必死に治療にあたる医療従事者がいます。
が、その医療従事者の姿がSNS上で話題になっています。何があったのでしょうか?
ビキニ姿でコロナ治療
ロシア西部の産業都市トゥーラの地元メディアТульские новостиが2020年5月19日に、読者から寄せられた1枚の写真を取り上げました。
トゥーラ地域臨床病院に入院中の男性患者が撮影したという写真には、透明な防護服の下に水着をまといながら治療にあたる医療従事者の姿が収められています。
その医療従事者のお顔がこちら
めっちゃ美人!!
複数のメディアは女性を看護師と報じていますが、「看護師ではなく医師」との情報もあります。イギリスの日刊紙Daily Mailは、女性をロシアにあるリャザン州立医科大学で医学を修めた23歳の看護師・ナディアさんだと報じています。
情報提供者は、「病室内にいた患者は誰一人として女性の服装に異議を唱えませんでした。ただ、照れながらかなりの頻度で女性に視線を投げかけていました」と証言しているとのこと。
こんな美人の看護師なら「コロナにかかってラッキー」と思う人もいるかもしれませんね。
水着姿の理由
ロシア新聞(ロシースカヤ・ガゼータ)によると、彼女は暑さ対策だと説明しています。
『レッドゾーン』で働く医療従事者は一日中防護服を着用していなければなりません。そう簡単に脱ぎ着できない防護服、きっと息苦しいですよね。そこで彼女は写真のような対策を行なったのです。
ただし、彼女が防護服の下に着ているのは下着ではなく間違いなく水着です。
イラストを描いて応援する人も
「トゥーラの医療従事者に応援の気持ちを伝えたい!このような献身的な医療従事者が増えれば、どんな病気でもたちまち治るでしょう」とSNSで感謝を呼びかける活動が起きています!!
反対意見も
しかし、肯定的な反応ばかりではありません。
FacebookユーザーのBudiansky Vladimir氏は「患者や仕事をバカにしているとしか思えません。もしこれがガセでなかったら、必ずこの看護師を退職させるよう行政調査を要求します」と述べて、怒りをあらわにしました。
また、暑さをしのぎながら防護服を着用していた医療従事者を処分した病院側の対応について、医療関係者からは批判の声があがっています。
ロシアの医療労働者組合は、「問題の写真に写っている女性医療従事者は、ある種のプラスチック製の防護服を着ているように見えます。しかし、防護服はこのように透明なものではなく、もっときちんとした生地で作られたものでなくてはなりません」と述べて、病院側が支給している個人防護具が低品質なものだということを指摘しました。
女性の服装は病院の服務規定にも違反していたとのことで、Тульские новостиは「トゥーラ州地域保健省は、トゥーラ地域臨床病院のスタッフが医療用着衣の規定に準拠していなかった件で、当該医療従事者に対し懲戒処分を言い渡しました」と報じました。
なお、具体的な処分の内容は不明ですが、懲罰的な制裁措置は講じられていないとのこと。また、個人への処分とは別に、トゥーラ地域臨床病院では服務規定の強化とスタッフに対する説明会が実施されました。
おわりに
安全面のことを考えると、水着に防護服は危険かもしれませんが、こんな美女に看病してもらえるなんて羨ましいというのが本音です笑
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